依頼内容
ご依頼者様は、体力勝負の建設作業員としてお勤めでしたが、ご持病により中々シフトに入れなくなっていました。
その結果、手取り収入が減り、日々の生活費や家賃などが払えなくなってしまったため、消費者金融からの借入やクレジットカードの利用をして、何とか生活を成り立たせてきました。
しかしながら、ご持病が悪化してしまい、仕事を辞めざるを得ない状況になってしまいました。
収入がゼロになるため支払いができなくなるとして、ご相談にいらっしゃいました。
方針・経過
負債については、クレジットカード・消費者金融等を合わせても100万円程度で、使い途も全て最低限の生活費を補うためであり、「浪費」などの免責不許可事由もありませんでした。
そのため、同時廃止事件として、裁判所に申立てを行いました。
なお、ご依頼者様はいずれの就労も望めないお身体の状況でしたので、日々の生活については生活保護を頼ることになりました。
本事例の結末
ご依頼者様において迅速に資料集めを行って頂き、家計簿も細かくミスなくつけて頂けましたので、受任から最短の3か月程度で申立てに至ることができました。
また、弁護士からの事情の聞き取りも丁寧に行いましたので、裁判所から追加の資料や説明を求められることもほとんどありませんでした。
結果として、ご依頼者様は免責許可を得ることができました。
本事例に学ぶこと
どのような方でも、病気や事故、怪我によって、ある日突然収入を得る見込みが立たなくなる可能性があります。すると、それまでは全く問題が無かった借入(クレジットカードの利用や、携帯電話本体代金の割賦払い、おまとめ請求サービスなども含みます。)に対する支払いが、急に難しくなることがあります。
そのような場合には、是非一度弁護士までご相談ください。自己破産、個人再生、任意整理等、最適な方針をご提案いたします。