【相談者Aさんのご相談】

 夫との関係がギグシャクするようになり、生活費の不足を相談することができず、サラ金業者から借り入れて生活費に充てるようになってしまったとのことです。夫から、時々、暴力を受けるようになったため、子供と二人、家をでて、友人の家に間借り生活をされている状態でした。夫との関係も債務も清算して、子供と二人、生活を立て直したいとのご希望でした。


【手続きの方針、結果】

日本司法支援センター(法テラス)の援助を受けて、破産申立の手続をすることになりました。
夫との不和によるストレスの解消のためか、アクセサリーや宝石類を必要以上に購入されていました。
また、住宅ローンの保証人にもなられているため、債務額は3200万円になり、管財事件になる可能性もありましたが、管財事件に必要な予納金20万円は、とてもご用意いただけない状況でした。
手元に残っている宝石やアクセサリーを債権者に返還し、そのようなものを買ってしまった状況や、後悔していること、将来子供と二人で頑張って生活していきたいことなど、自筆で陳述書を書いていただき、裁判所に提出しましたところ、管財事件にはなりませんでした。その後、免責の決定を得られました。

【ご相談者の現在の生活】

離婚調停が成立し、和解金は数十万円でしたが、それで、友人の家から引っ越すことができました。
パート職を得られ、また、公的な手当てを申請し、お子様と2人で、新しい生活を始められています。